「ものづくり」のプロ!生産技術・製造技術・品質管理

更新日:2021.01.11

どんな仕事?

製品の性能や品質、コストや納期などを考慮し、その上で生産性の高い製品を作り出す仕組みを作る仕事です。「企画・設計された製品がいかに高品質かつ低価格で消費者に提供できるようにするか」がこの仕事の最大のポイントです。

どんな仕事?

ものづくりに欠かせない仕事

生産技術と製造技術は、「ものづくり」に欠かせない職種です。似たような部分が多いのですが、生産技術は「どうやったらそれができるのか」を考える仕事で、製造技術は「実際の作り方」について考える仕事です。つまり、生産技術は「良質な製品をより効率的に、できるだけ安く作る」ことで、製造技術は「生産性を上げるための仕組みを考える」ことが主な役割なんです。言葉だけを見ると、「生産」はものを作り出すこと、「製造」は材料から製品を作り出すことを指しています。生産の中に製造が含まれているといってもおかしくはないため混同する人もいます。ですが、製造は現場の技術そのものに関わっているため、現場により近い位置で仕事をしている、という違いがあるんですね。
ものづくりの現場ではどうしても「技術そのもの」に焦点が当てられがちです。ですが、会社として利益を上げるためには、生産を安定させることが大切です。それに加えて、「速く」「多く」「安く」という3つの視点も持たなくてはなりません。どれだけ素晴らしい技術で素敵な製品を作っても、需要に対して生産スピードが追いついていなかったり、コストがかかりすぎて赤字になったりするようでは会社の利益は出ませんよね。生産技術と製造技術、両者の考え方を取り入れながら仕事を進めていくことが大切なんです。

品質保証

品質保証とは、作られた製品やサービスの質を確認しそれらを保証する仕事です。製造した製品やサービスが、定められた品質を満たしているのかどうかを検査し評価するのが主な仕事です。もし不具合や問題点が見つかった場合は改善点を探ったりもします。未経験でも挑戦できますが、大手メーカーなどでは大卒以上の学歴が求められることがあります。
製品の品質を守る品質保証はものづくりを行う企業にとって欠かせない、重要なポジションです。

必要なスキル

消費者に高品質で低価格な製品を提供するためには、設備や人材、材料や部品を効率良く使うことが大切です。それを実現するために必要なのが「生産技術」「製造技術」「品質管理」の仕事です。開発された商品をどのように量産化するのか、生産ラインを作り上げるまでのシステムをトータルに考える知識が必要になるでしょう。また、職種によっては電気・電子、機械、設備・プラントなどの知識が求められることもあります。

このポイントを押さえておけばバッチリ!