未経験でも挑戦しやすい職種

更新日:2020.12.03

未経験者を募集している企業は多い

求人情報を見ていると、「未経験可」と書いてある企業が意外に多いことに気づくはずです。経験者の方が即戦力として役に立つのになぜ未経験者を募集?と思うかもしれません。これには3つの理由があります。
まず1つ目は人材不足が考えられます。少子高齢化の影響で、どの職種も働き手となる若い世代が減少しています。「経験者のみ」としてしまうと人材が集まりにくくなってしまうため、「未経験も可」として門戸を広げ、より多くの人材を集めているんです。
2つ目は様々なスキルや経験を持った人材を企業は欲しているということです。専門的な知識や技術がある職種に未経験者がチャレンジするのは大変ですが、他業界で培ったスキルが会社に新しい風を吹き込むことがあります。思いがけないアイデアが出たり、これまでとは違ったタイプの顧客を獲得したり、など企業は期待を込めて未経験者も積極的に採用しているんです。
3つ目は未経験者の方が教育しやすい、ということです。一から教育した方が会社の理念や方針に沿いやすいため、企業としても扱いやすいんですね。経験者は前職のクセがついているため新しいやり方に慣れるまで時間がかかってしまうことも…。経験者のクセを直すよりも未経験者に一から教えた方が効率がいいんです。
未経験者でもチャレンジしやすく、かつ積極的に採用している職種は以下の4つです。

未経験者を募集している企業は多い

「介護職」

未経験でも採用されやすい職種といえば「介護職」です。高齢化が進んでいる今、人手不足に悩む介護施設が少なくありません。介護職は資格がなくても就くことは可能です。ただし、知識や資格がなければできない業務があり、給料や待遇面でも差がついてしまうため、いずれは資格を取得することを考えておいた方がいいでしょう。実際、介護職として働きながら資格を取る人もたくさんいます。

「営業職」

営業職は人柄やコミュニケーション能力、フットワークの軽さなどが強く問われる職種です。そのため、経験がなくても採用されやすい傾向があります。一般教養や社会人としてのマナーを身につけており、誰とでもコミュニケーションが取れるなら営業職として十分にやっていくことができますよ。

「ITエンジニア」

近年、募集が急増しているのがITエンジニアです。それこそ、専門知識が必要なイメージが強いかもしれませんが、経験がなくても大丈夫!ほとんどの場合、入社後に研修がありOJTで指導も受けられるため、ITに関する知識が少なくても心配することはありませんよ。

「生産技術・製造技術・品質管理」

食品の偽装問題などが世間的に大きな問題となったこともあり、商品の品質や安全に対して消費者の関心が高まっています。そのため、多くの企業ではより安心で安全な商品を届けるために品質保証を管理する人材を増やしています。専門的な知識が必要な場合もありますが、意欲がある人は経験・未経験を問わず積極的に採用しているため、未経験者でもチャレンジしやすい仕事です。

このポイントを押さえておけばバッチリ!