様々な場所で幅広い年代が活躍する介護職

介護職ってどんな仕事?

「介護職」とは、高齢者が安心して生活できるように高齢者の身の回りのお世話をしたり、相談・援助などの介護サービスを提供する仕事です。介護の現場で働く人のことを「介護職」や「介護士」といいますが、「介護職」「介護士」は職種を指しており特定の資格を表しているわけではありません。また、ホームヘルパーも介護の仕事のひとつです。訪問介護で働く介護職や介護士を「ホームヘルパー」と呼んでいます。
介護職の職場として一般的なのは介護施設ですが、それ以外にも利用者の自宅や病院・診療所などがあります。施設やサービスの形態によって、利用者の介護度やメインになる業務、1日のスケジュールが異なります。

介護職ってどんな仕事?

仕事内容は?

介護職の仕事は「身体介護」「生活援助」「その他の支援」に分けられます。それぞれどんな内容なのか詳しく見ていきましょう。
【身体介護】
介護施設や訪問介護で介護サービスを受けている利用者の身体に直接触れて、身の回りのお世話をすることです。具体的には、お風呂で頭や身体を洗ったりする「入浴介助」、トイレの介助やオムツ交換をする「排せつ介助」、ベッドから車いす、車いすからトイレなど移動を援助する「移乗介助」、食事のお世話をする「食事介助」、着替えを介助する「更衣介助」などです。
【生活援助】
掃除や洗濯、調理などの日常生活のサポートをすることです。生活援助では利用者の身体に直接触れることはありません。
【その他の支援】
身体介護と生活援助以外の業務がその他の支援になります。例えば、リハビリのサポートやレクリエーションの企画・開催、メンタル面のケアなどです。その他の支援には介護保険の適用範囲内でできる支援と利用者の完全自己負担による支援があり、どのサービスを提供するかは施設によって異なります。

性別や年齢は関係ない!

介護職の魅力は何といっても年齢や性別に関係なく、誰でも活躍できることでしょう。年齢で区切られる職種も多い中、年齢を問わない介護職の約3割は60代以上のシニア層です。元気で働く意欲があれば、60代を過ぎても現役で働けるんですね。
それに、介護業界で働く人の約8割が女性なんです。ライフスタイルの変化が仕事にも大きく影響する女性にとって、性別が問われない職種というのは魅力的に見えることでしょう。仕事内容も普段の家事と似通っている部分も多いため、未経験でもチャレンジしやすいというのもあるかもしれませんね。

未経験者も大歓迎!

介護業界で働いている人のうち、介護とは関係ない職種から転職してきた人が全体の6割を占めています。多くの人が未経験でスタートしているんですね。これには、介護業界の慢性的な人材不足も関係しています。利用する高齢者の数は年々増しているにもかかわらず、働き手が少ないため未経験者も積極的に受け入れる傾向があるんです。

このポイントを押さえておけばバッチリ!